①変数とは
変数は、型を指定し、名前をつけて、数値を代入できる「入れ物」。この入れ物を使いフィールド内に数値を保管する。名前の部分を識別子と呼ぶ。
例データ型と名前を指定「宣言」
int num1
flort num2
long num3
データ型 名前
②代入と初期化
宣言したデータ型に数値を代入する。型を指定すれば、整数や実数も代入することができる。
※整数とは自然数に0と負の数を入れたもの。実数とは整数に小数値を加えたもの。
代入には「=」を使う。
int num1;
num1 = 5;
上記の2行のコードはnum1に5を代入するコード。
「宣言」と同時に数値を代入する事もできる。
int num1 = 5;
宣言と同時に代入すると1行で記述することができる。これを「初期化」という。
③キーボードからの文字列を入力
キーボードからの入力にはBufferedReaderクラスを使用する。
import java.io.※;
class Sample1
{
public static void main(String args ) throws IOException
{
BufferedReader br =
new BufferedReader(new InputStreamReader(System.in,"SJIS"));
String str1 = br.readLine();
}
上記のメゾットで、キーボードから文字または文字列を str1 に代入できる。str1は、String型であるので、キーボードで入力された型は「文字または文字列」であって、変数ではない。日本語の入力に対応するために ,"SJIS"を追加する。
④文字列を数値に変換
下記のメゾットでString型の文字列を数値に変換できる。※③のstr1を変換する場合
int num1 = Integer.parseInt( str1 );
int以外にもより大きい整数や実数にも変換できる。
double num2 = Double.parseDouble( str1 );
さらに、第2基数を指定することにより、指定した進数ベースで、10進数に変換し代入する事ができる。返ってくる値はすべて10進数になる。
例えば
string str1 = 11001000;
string str2 = c8;
int nam1 = Integer.parseInt( str1 ,2 );
int nam2 = Integer.parseInt( str2 ,16);
この場合、カッコ内の最後の,2と,16が第2基数を示している。nam1は、str1を2進数で読み取って10進数で代入する。nam2は、str2を16進数で読み取って10進数で代入する。よってnam1とnam2の数値は200となる。
※進数とは・・・
2進数とは、0と1だけで表記される数値。
3進数とは、0と1と2だけで表記される数値。
4進数とは、0と1と2と3だけで表記されている数値。
・・・
11進数とは、0から9とaで表記されている数値。
16進数とは、0から9とaからfで表記されている数値。
⑤変数に新たな数値を代入
一度、格納した変数に新たな数値を代入することができる。
例えば、
class Sample1
{
public static void main(String args)
{
int num1 = 5;
System.out.println( num1 );
num1 = 10;
System.out.println( num1 );
}
}
この場合、1行目に5が表記され2行目には10が表記される。
プログラムは上から下へ処理されるので、下の段に代入の記述をすれば、「int num1」の中身を、次々に入れ替えられる。
この様にプログラムにおいての「 = 」は、等しいという意味ではなく、コンピュータへ代入を指示している記号である。